ヘラクレスオオカブトについての詳細

ヘラクレスオオカブト長くまっすぐに伸びた角が最大の特徴です。外国産カブトムシの中でも間違いなく一番人気のカブトムシでしょう。

大型の個体は170ミリ以上に達する、世界最長のカブトムシです。飼育に関しては、比較的容易ではありますが、このカブトムシは「体質」があまり強くない印象があります。(喧嘩に強い弱いという意味ではありません)

幼虫もかなり大型化し、バナナサイズぐらいに成長しますが、よく死亡してしまう印象があります。例えば過去10匹の幼虫を衣装ケースで飼育していたところ全滅してしまったりと、苦い経験があります。

また例え無事に羽化したとしても、体が大きいので本格的に活動するまで時間がかかり、羽化したばかりの成虫を無理に触ったりすると死亡しやすいです。

しかし一旦本格的に活動し始めると、1年以上生きますから飼育しがいがあるカブトムシだと言えます。

ヘラクレスの幼虫飼育について

ヘラクレスが成虫に羽化するまでの期間は、1年~1年半と大型種にしては比較的短めだと言えます。(性別・個体差による)幼虫は発酵マットを食べて成長しますので、メスは発酵マットに直接産卵します。

発酵マット画像
メスはよく産卵しますが、幼虫の体質があまり強くないため、途中で死亡してしまう個体が少なくありません。温度管理に関しては23度~26度あたりが適温だと思われます。

幼虫はかなり大型化しますから、小さなケースで多頭飼育をすると密度が高くなりストレスで死んでしまったり、あるいは栄養不足によって小型化しやすい傾向があります。

そのため飼育ケースは数に余裕をもって飼育する事をお勧めします。大型のプラケースでは3匹程度、大型の衣装ケースでも10匹~15匹ぐらいに抑えたほうが無難です。