レギウスオオツヤクワガタについての詳細

レギウスオオツヤクワガタはタランドゥスオオツヤクワガタの亜種であり、タランドゥス同様、黒光りする漆黒のボディが特徴で、体長80ミリを超える個体は非常に迫力があります。 レギウスとタランドゥスは非常に良く似ていて、タランドゥスの大あごが湾曲しているのに対して、レギウスはまっすぐに伸びた大あごが特徴です。

レギウスとタランドゥスのオスの区別は大あごから判断する事ができますが、メスのレギウスとタランドゥスは殆ど見分けがつきません。そのため、タランドゥスとレギウスを同時に飼育している場合、混同しないよう注意が必要です。

レギウスもまたタランドゥスと同じく、怒るとバイブレーションで体を震わせて威嚇してきます。また大あごの力も強く、タランドゥスと比べても引けを取らないぐらい強力なので、取り扱いは注意が必要です。

レギウスは大あごがまっすぐに伸びているため、挟まれた場合ある意味タランドゥスよりも出血しやすいかもしれません。

レギウスの幼虫飼育について

レギウスもタランドゥスと同じく、カワラタケ菌糸で育ちます。またカワラタケ以外のオオヒラタケなどの菌糸では育ちませんから注意が必要です。

また温度管理は成虫幼虫共にタランドゥスと同じく24度から26度あたりが適温だと思われます。レギウスのメスもまた、タランドゥスと同じく、カワラタケ菌糸ビンに卵を直接産み付けるか、レイシ材に卵を産み付けます。 レギウスはタランドゥスよりも産卵しにくい傾向が見受けられ、なかなか産卵してくれない事が多いような気がします。

レイシ材では問題なく産卵してくれるケースが多いですが、菌糸ビンを使用する場合は、やはり劣化し始めた菌糸ビンを使うなど、見極める必要があります。レギウスが成虫になるまでの期間は、早いと5か月~6か月あたりで成虫になります。(タランドゥスと同じぐらいです)