タランドゥスオオツヤクワガタはアフリカのコンゴ共和国に存在するツヤクワガタで、アフリカ産クワガタの最大種です。
全身漆黒のボディで黒光りしているのが特徴です。この非常に見栄えのする外見より、非常に人気が高いクワガタです。
気性は荒い方で、怒ると「ブーブー」とバイブレーションで体全体を震わせて威嚇してくるのが特徴です。成虫は気が荒いですが、幼虫は比較的大人しいと思われます。
またタランドゥスのオスは、とても湾曲している大あごが特徴で、挟む力はトップクラスであると言えます。
挟まれると指に穴が開く可能性があるため、取り扱いはとても注意が必要です。また全身の大きさは、大型になると90ミリ以上と非常に迫力があります。
幼虫飼育は菌糸ビンと呼ばれるエサによって育ちます。さらに菌糸ビンでもカワラタケ菌糸と呼ばれる菌糸でないと育ちません。温度管理につきましては、成虫幼虫共に24度~26度あたりが適度であると思われます。
また幼虫から成虫になるまでの期間が短く、早いと5か月~6か月あたりで成虫になります。(温度に左右されます)メスは菌糸ビンに直接卵を産み付けたり、またはレイシ材と呼ばれる材木に卵を産み付けます。
レイシ材ではよく産卵してくれますが、菌糸ビンの場合は少し劣化し始めた頃の菌糸でないとなかなか産卵してくれないような気がします。
原因としては、まだ新しい菌糸は菌が回っている状態であり、卵が菌糸にまとわりつくため、メスが産卵を嫌がる傾向があると思われます。
目安としては菌糸ビンを作成後3か月~4か月経過したものであれば産卵してくれると思われます。一度参考にして下さると幸いです。